2004年度 吉野 山灯り事業

第6回 吉野 山灯り コンテスト展 ポスター
第6回 吉野 山灯り コンテスト展
平成16年7月31日(土)〜8月1日(日)

コンセプト
第6回山灯りコンテスト
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■ コンセプト
吉野町の基幹産業である木材関連産業は、国民のライフスタイルの変化や、外材の進出など構造的な木材不況も重なり低迷が続いております。又伝統的な地場産業の製箸業や、手漉き和紙業は家内工業として行われており、輸入箸の増加に伴う需要の減少、価格の低下、行程が多岐にわたるうえ原材料の確保が不安定なことから、いずれも低迷してまいりました。更に平成10年9月に襲来した風台風7号が、吉野には風倒木被害という大きな被害を残し過ぎ去りました。しかしその打撃が木材不況という波に打ちひしがれていた人々の心に逆に起爆剤となり団結心を高めました。そのような折、吉野杉・和紙を使い照明器具を制作するプロダクトデザイナー・千田要宗氏との出会いが「吉野 山灯り」を始める契機となりました。
 平成10年9月、「吉野発・木と景色からのものづくり」を合言葉に、町・商工会・森林組合が集い「木のある暮らし」、「新しい住環境」をデザインという観点から提案し、吉野の木材関連産業の元気を取り戻そうと「吉野 山灯り実行委員会」を立ち上げました。「吉野 山灯り」は、吉野の地場産業である木材・製材品・割り箸・和紙という自然素材に灯りを通して、木の良さ・温もりを全国のみなさまに見てもらう、知ってもらう、そして吉野のファン・応援団を増やそう、ということを目的として始めたのが、「山灯り塾」「山灯りコンテスト展」です。又地元中学校の教育現場のプログラムとしても、吉野高等学校の協力の元、平成14年から「Jr山灯り塾」「Jr山灯りコンテスト展」を行ない始めました。
 昨年からは京都嵯峨芸大との産学連携での新たな商品開発プロジェクトも開始しました。そして本年、国は低迷する地域産業の支援策の一環として、やる気と能力を有する地域の事業者が、全国更には海外の新市場を視野に入れて新事業にチャレンジしていくことが、将来の我が国を支える活力の原動力と捕らえ、全国30ヶ所の商工会・会議所地域を選定するジャパンブランド育成支援事業を打ち出しました。この事業に全国120ヶ所から提案書が出され、吉野町商工会の提案が採択されました。これも、山灯りの中で培ってきた様々なノウハウや、「山灯り」を通じて手を差し伸べてきていただいた多くの団体・学校・企業・コンテスト関係者のお陰と感謝しております。これからも魅力ある吉野・元気のある吉野にしていきたいと思っておりますので、引き続きご支援下さいます様お願いします。