2002年度 吉野 山灯り事業

第4回 吉野 山灯り コンテスト展
平成14年7月27日(土)〜7月28日(日)

 
コンセプト
第4回山灯りコンテスト展
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■ コンセプト

 吉野の木産業は吉野の奥深い森林、清らかな流れを持つ吉野川といった恵まれた自然条件によって、日本の三大美林といわれる銘木「吉野杉」を全国に知らしめてきました。それが吉野地方の大きな期間産業として発展し、又同時に文化や誇りをも形成してきました。しかし、戦後の産業構造の変化の中で、大量生産大量消費に応えるシステムを有しない吉野の木産業は、時代遅れの産業として長らく低迷してきました。
 確かに木材産業は、効率の面からいうと優等生とはいえないかもしれません。しかし吉野では昔から、立木から伐採した木は製材所で建築材料として加工され、その余材は割箸の材料に、又杉皮は和紙の材料として、すべてが余すことなく使われており、まさしく循環型経済のさきがけとして実践してきた歴史があります。ご覧になってわかるように、等間隔に植林された吉野の杉林は、一本一本が人の手を加え維持されているのです。しかしこの美しい景色も、「なりわい」があってこそ保たれるのです。又同時に環境保全もなされるのです。その意味で今新しい「なりわい」が必要と考えます。そこで今に生きる為に、素材そのままではなく「ほのかな色合い」「デザイン」を加えることで、吉野材の新しい魅力の提案を行い模索することをはじめました。再生可能な未来素材「木」を使った新しい吉野の「なりわい」探しをする試みーそれが山灯り事業です。


お問い合わせ
山灯り実行委員会事務局(吉野町商工会)
TEL:07463-2-3244 FAX:07463-2-8317
E-mail yoshino8@oak.ocn.ne.jp