奈良県のほぼ中央を西流する吉野川、その中央地帯の要地にある吉野町は、総面積約95平方キロメートル、奈良県全面積の6割を占める吉野郡の北端に位置しています。 |
■吉野の古代 |
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「吉野」という地名が「古事記」や「日本書紀」に登場したり、かつては離宮が置かれたり、穴居生活が営んでいた住民や、漁労生活をしていた人々の存在を知ることができます。 |
■吉野の中世 |
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修験道は平安・鎌倉期を通じて隆盛を極め、たび重なる天災・兵火・法難にも耐えて、その都度不死鳥のようによみがえり、今その大本山は国宝建造物「蔵王堂」として私たちの目の前にそびえたっています。 |
■吉野の近世 |
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“とし月を心にかけし吉野山 花のさかりを今日見つるかな”と豊太閣秀吉が吉野の花見をした桃山文化の面影をいまだに残しています。 |